「アフィリエイトで収益を出すにはとりあえず100記事書け」の真実

ブログアフィリエイト

アフィリエイトに着手する多くの方が気にされるのが、

「記事数」だと思います。

どれくらい記事数を書けば、どのくらい稼げるの?

それなりの収益を稼げるには、何記事くらいが必要なの?

ということが必ず気になってくるからです。

誰も見えないゴールに向かって走り続けたいわけではありません。

短期目標どころか最終目標さえどこに行けばいいのか

分からない状態では体力と気力も持ちませんし、

そもそも走り出す気にもならないかと。

今回は「アフィリエイトで収益を出すにはとりあえず100記事」と言われている

所以を、体験談を交えながらお伝えしていきます。

そもそもなぜ「100記事」なのか

100記事というと、1日1記事と考えると大体3か月弱で達成できることになります。

3か月というと、記事を更新し始めてようやく自分のサイトがGoogleに

認知・評価され始める時期です。

ですから、100記事書いてそれらの記事にアフィリエイト案件やアドセンスを貼っておけば、

ある程度収益が発生するということですね。

うまくいけば、100記事達成するくらいの頃には一気にアクセス増している

場合もあります。

「まずは100記事書きなさいよ」と唱えているサイトの中でも、

「100記事書いたら文章力が上がっているから」
「初心者のうちは100記事書けないとスタート地点にも立てない
(Googleに認知もされない)から」
「100記事書いてみて、感触を確かめたほうがいい」
「記事数稼げないと収益も出ないから」

と意見はバラバラになると思います。

自分の意見としては、どれも正しいかとは思うのですが

自分がもし100記事書けと人に勧める理由があるなら、

「100記事書いて、感触を確かめたほうがいい」というのが最も近い感覚です。

例外として雑記ブログを書くのがもう楽しくて楽しくてしょうがなくて、

収益化しようとしまいと、いつまでも継続できる!という方は

その限りではありません。

そんな人は100記事と言わず200記事でも300記事でも書けるでしょうから。

あくまで、「収益化を目指している」人の話です。

ただ感触という表現はぼんやりとしすぎているので、具体的に解説していきます。

どう評価されているのか

Web上にブログを公開し、それを収益化したいと思っている以上、

当然ですがまずはそのブログを発見してもらわなくてはなりません。

そのためには、Googleからの高い評価が必要です。

なぜなら現時点で検索エンジンからの流入はGoogleからの検索流入が最も多いからですね。

Yahoo!検索も2010年12月よりGoogle検索エンジンを採用しているので

Google検索での上位表示が必須ということになります。

Googleはサイトをどう評価しているかを知る

ですからよりたくさんのキーワードで、よりたくさんの記事が

上位表示されるために「SEO」だのなんだのと血眼になって勉強するわけですが、

自分がどれだけ「こんなに専門的で親切でいいサイトはないぞ!」と思っていても

それが必ずしもGoogleに評価される(高評価を受ける)わけではありません。

さらに言うと、「ユーザーを第一に考えてね!」と言っているGoogleでも

多くのユーザーがそのサイトを気に入っていたとしても、

そのサイトに高評価を与えるわけでも、一度高評価を与えてもそれを継続する

保証があるわけではありません。

「もう、情報をこれでもかというほど盛り込んだぞ!今上位表示されている

どのサイトよりも情報量が負けていない!」と嬉々としていたとしても

それを「ユーザーが欲しい情報を細部まで取り込んでいる」と判断するか

「余計な情報まで入っている」とするかはGoogle次第ということです。

いくら情報量が多くても、表示速度が遅ければユーザーはイライラして

他の軽いサイトに移ってしまうかもしれません。

そもそも扱っているジャンルに対してユーザーが求めているキーワードと

書いている内容にズレがあれば、いくら情報量があってもGoogleは評価を下げる

かもしれません。

どういうサイトが評価を受けている。

あるいはサイト自体があまり評価を受けていない。

被ブックマーク数が多くてユーザー(固定客)からは人気があったのに

どうも検索流入はそうでもなさそうだ。

という傾向は100記事くらい書くと大体ぼんやり見えてきます。

無論Googleサーチコンソール・アナリティクス、キーワードプランナー等を使用すれば、

より具体的に分かるようになってきます。むしろ

これらで情報を集めるために、その練習のためにも初心者は100記事

必要といってもいいでしょう。

ユーザーは何を求めているか知る

ところで、Googleが「ユーザー第一にね!」と言ったところで

ユーザー(固定客)に人気がある記事が必ずしもGoogleに高評価を受け

上位表示されるわけではない、ということは上記の通りですが、

なぜそういうことが起きるかというと、

ユーザーの心理の本当のところは誰にも分からないからです。

ユーザーの本心は分かりません。

Googleが直接ひとりひとりに「このジャンルでいえばどの記事がおすすめ?」なんて

聞くことはできませんし、それはブロガー・アフィリエイターも同じことです。

ユーザーの本心は聞くことができません。

個々人が何を知りたくて何を欲しがっているのかを確実に知る方法はないのです。

ただ、その答えに近づくことはできますし、予測することはできます。

さきほどの表示速度の話になると、読み込み時間が3秒以上になると

直帰率(サイトを訪れたユーザーのうちサイトを1ページしか開かずに

そのままそのサイトから出たユーザーの割合)が急増するということが

もうデータ上分かっているので、

いくら文字の情報量が詰め込まれていて動画で丁寧に説明している記事がたくさんあっても

Googleが「このサイトは表示速度がとても遅いな」と判断するとそれはイコール

「このサイトはユーザーにそもそも読む価値すらないと思われている」と

いう評価につながり、上位評価を阻害する一つの要因になります。

固定ユーザーは、そのサイトが重いけれども有用なサイトだと分かっているから

固定ユーザーの中では人気があるかもしれません。

実際にとても良質な内容が書いてあるサイトかもしれません。

けれどもその実際はGoogleには分からないので、表示速度やモバイルユーザビリティなどで

評価するしかないのです。

いくら有用な情報が掲載されていたとしても、最近スマホで記事を読むのが主流になって

きているのにモバイル側の表示のレイアウトが崩れていたりごちゃこちゃしていると

読むのに一苦労になり、結果的に「多くのユーザーは満足しないで帰るサイト」と

低評価を食らう可能性もあるということです。

(そもそもそうなるとGoogleに低評価を受ける以前の問題なのですが)

ですからユーザーが何を求めているか?ということに関しては、

記事の内容だけでなくてそもそも読み込めるか?モバイルでもPCでもタブレットでも

読み込んだ後に情報が分かりやすくインプットされるレイアウトか?というところまで

配慮している記事が「ユーザーにとって良い記事である」と判断される指標になることも

ありますし、それ以外でもユーザーにとって有益か?というところを

判断される材料はいくつもあります。

100記事書いて感触を確かめる、とはそういう意味で

「どういう要素のある記事がGoogleによって評価されている

(ユーザーにとっていい記事とされている)のかを知る」という意味でもあります。

サーチコンソールはめちゃくちゃ重要

偉そうなことを言いながら、自分自身は正直なところ

未だにアナリティクスの情報を持て余しています。

ただ、初心者で100記事を書いて「感触を確かめる」にはとにかく

ツールが必要です。

表示速度を調べたいならpagespeed insightsをはじめ無料でPCでの表示速度、

モバイルでの表示速度を即時に計測できるサイトもあります。

また、google Search Console(グーグル サーチコンソール:通称サチコ)は

常に有用です。

(私は万能サチコと呼んでいます・・・)

アフィリエイトサイトを作成したいなら絶対にオススメします。

単なるキーワード予測ではなくて、実際にユーザーがどういうキーワードで

検索してきているか?が一覧で大量に表示されるので、

どういうキーワードであれば自分の記事がクリックされていて、何位に表示がされていて、

どういうキーワードであればクリック数が高いのかあるいはクリックされていない

(もしくはクリック数が低い)のか、ということが分かります。

そのキーワードでさらに記事数を増やせば、クリック数が増えるかもしれませんし、

クリック数が増えたか変わっていないかも一目瞭然です。

記事を増やしたことでまた新たに新しいキーワードで検索されることも

あるでしょう。それも一覧を見ればすぐにわかります。

そうやって試しながら記事数を増やしていくと、

Googleから「ユーザーの検索意図に沿ったサイト作りがなされている」と

判断される可能性も高くなります。

そしてサーチコンソールのURL検査でインデックスをリクエストすれば、

速ければ1.2分程度でGoogleへのインデックスが済みます。

記事を更新して数日、数週間と待たずに済むのです。

このサイトの検索クエリ

また、サーチコンソールは思いもよらないキーワードを発見できるということですね。

ちなみにこのサイト「信念なんかない。」の検索クエリの一部は、

「アルゴリズム思考術」
「アナリティクス 画面サイズ」
「アフィリエイト 限界」

です。

最初、アルゴリズム思考術っていうアフィリエイトに特化したブログがあるのかな?

Googleのアルゴリズムに振り回されんなよ!というブログかな?と思って調べてみると、

Googleアルゴリズムとは関係ないほうのアルゴリズムについての本のタイトルでした・・・。

おそらく最初の記事「ブログアフィリエイトは簡単には稼げない」で

Googleアルゴリズムについて記載したからでしょう。

「アナリティクス 画面サイズ」はおそらく「CocoonでGoogleアナリティクスを導入する方法

だと思うのですが、画面サイズに関する記載は一言もありませんが

こういう検索キーワードでも引っかかるようです(しかもほかの記事が

計測時点で検索順位226位と下位なのに比較して検索順位9位です、謎すぎる)。

「アフィリエイト 限界」に関しては、これも簡単には稼げない、という最初の記事内容から

来ているとは思いますが詳細は不明ですね。

アフィリエイトに限界を感じている人が共感するために見ているのか、

それともその限界の辛さから脱却するために見ているのか。

いろいろ想像が膨らむところです。

今4件の投稿でこのサイトを立ち上げて6日目ですから、これが100記事となると

おそらく今の4か月~5か月くらいかかるので、そのころにはクエリも

もっと増えているでしょう(本来、気にすべきところはたくさんあります。

ただ、本当に初心者のうちや自分のような情報量をうまくまとめられない人は、

複雑なSEOを整理したり解き明かすよりも記事書いてクエリ集めて見とけ、そして

また記事書け、ってしたほうがラクだと思います)。

クエリって、予測ではなく生の声なんです。ですからよりリアリティがある質問でも

あります。その質問に対するわかりやすいアンサーを準備しておくほど、

上位表示されます。

100記事も書いたサイトのサーチコンソールの分析結果は、

宝の山です。

自分のサイトが上位表示される、あるいは記事にもっとたくさんの人を呼び込める

ヒント(財宝)がたくさん載っているのと同じですから。

「とりあえず、100記事」は正しい

100記事がきついなあと思うなら、まずは50記事でもいいと思います。

上記のようにサーチコンソールで1記事書き終わるごとにインデックスリクエストしつつ

検索キーワードを集めながら50記事・100記事書いてみる、というのが理想ですね。

けれども50記事と100記事では集まる情報量にも差があります。

100記事書いてすぐ収益化!という感覚でなくてもお小遣い程度には収益も

上がるでしょうし、それ以上に「どういう検索キーワード(クエリ)で集まっているか?」

ということが実際に分かりますからそれに対するアンサー(記事)をまた

掘り下げて書くモチベーションにもつながります。

SEO全般で考えると非常にややこしく、混乱してしまいがちなので、

画像はこれくらい入れようとか動画も交えたほうがいいんじゃないかとか、

見出しは・・・とたくさん盛り込むよりもシンプルに

「ただただ検索クエリに沿って記事を増やしていった場合はどうなるのか?」

「このキーワードに沿って記事を3つ書いた場合と、1つ長文記事を

増やすのとではどういう結果の違いが来るんだろう?」

等々クエリに対しての試行・研究もできます。

それらのクエリに沿った回答を出し続けるサイトというのは

間違いなく評価を積み重ねていき、検索流入は増えていくはずです。

このサイトでも「とりあえず100記事」を目指しています。

けれども最初の100記事とはまた違う試し方で試行錯誤をするつもりです。

最初の暗中模索での100記事はきついですが、それでも「試す」つもりでやると

得るものは大きいはずです。

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