初心者のためのSEO「サイトのテーマ(キーワード)の決め方」

SEO

今回はサイトのキーワードの決め方について

お伝えしていきます。

サイトのキーワード、というのはホームページ全体のキーワードのことですね。

まず自分の力量を考える

ちなみに前回は「記事のキーワードの決め方」というテーマで

記事単位でのキーワードの選定方法をお伝えしました。

この記事内で上げた例は記事のキーワードを「熱帯魚 エサ」で

考えるよりももっと細かいロングテールワードで

ユーザーの検索意図を分類・分析し、

「熱帯魚 エサ 病気」であれば

「熱帯魚が病気にかかったときに通常通りエサを与えていいのか」

「熱帯魚が病気にかかりにくい飼料の与え方(この場合は水質汚染を

予防するために飼料の量を調整するとかそういった情報になりますね)」

「どの種類のエサが金魚の病気の原因になるのか」

といったような記事を作成していくことになる・・・とお伝えしました。

このような記事のキーワード選定と対照的に、

「サイト全体のキーワードを決める」というのは、

その名の通り「サイトのテーマ・扱うジャンルを決める」ということと

同義でもあります。

たとえば「熱帯魚」というビッグワードをテーマに掲げると、

熱帯魚のありとあらゆる情報を記事の材料にできる代わりに、

方向性がバラバラになってしまうことも危惧されます。

まず調べるべきは、検索ボリュームではなく

自分の力量です。

力量とはブログアフィリエイトにかける情熱とか商才とか

漠然とした要素ではなく、

そのジャンルに対する「知識量」、「かけられる時間」、

「サイト構成を続けられるくらい好きかどうか」という部分になって

くるでしょう。

知識量が他のサイトの運営者よりも中途半端でも、

「ずっと勉強ができるくらい好き」なジャンルなのであれば

適切なキーワードといえるでしょう。

「特定のレアな熱帯魚は好きで詳しいけど、それ以外はそんなに・・・」

という人が、検索ボリュームが多いからと「熱帯魚 種類」を

複合ワードとしてページを増やしていっても、

自分の好きな熱帯魚以外の記事を書く気が起きないということも

十分にありえます。

そのようなキーワードで他の運営者に勝てるほどの知識量がない限りは

やめておいたほうが賢明です

「知識量」というのは、「自分はこのジャンルでは絶対負けない自信がある!」

という事ではなくて、客観的に見て、

現在そのキーワードの上位表示されている情報よりも

有益な情報を与えられるくらい知識があるか?

それがないなら知識を得るための勉強時間を設けられるか?

時間を経験値に変えられるか?

という風に考えたほうが良いでしょう。

知識というのは「完璧なマニュアル」のようなものでなくてもいいのです。

それよりも生きた経験、実際にレアな熱帯魚をどこで入手して、

どのように飼っていて、どのような環境を揃えていて、

というような臨場感があるほうが固定のファンがつく可能性も

大です。

「選んだキーワード」でサイト構成が続けられるほど好きかどうか、

というのはとても重要なことです。

知識量なんて、後からいくらでもついてきます。

知識をその時は持っていなくても、ブログを書くために学習時間を設けて

それを記事にしているとそれが知識や経験値になり、

また新しい疑問や探求心に繋がるものです。

備忘録として書き残せるのもブログの強みですし、

それ自体が誰かの疑問の「答え」になることそのものが

SEO対策の根幹でもあるわけですから。

検索ボリュームと競合を調べる

「このジャンルだったら戦えそう」というワードが決まったら、

あとは検索ボリュームと競合を調べます。

検索ボリュームを調べるのに役立つのが

Googleの「キーワードプランナー」です。

キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる

使いかたは簡単で、キーワードプランナーに登録したら

「検索ボリュームと予測のデータを確認する」

をクリック。

調べたいキーワードを入力→「開始」ボタンを押して、

最後に「過去の指標」をクリックするだけ。

広告を出していないので月間の検索ボリューム「1000~1万」表示されますが、

広告を出しているともっと具体的な数値で

検索ボリュームが調べられます。

※今回は一つのキーワードで調べましたが、

キーワードは複数入力してそれぞれの数値を調べることもできます。

ちなみにキーワードプランナーで出てくる「競合」はSEOに関する

競合ではありませんので注意しましょう。

月間検索ボリュームに関しては、1万以下の

キーワードを狙うのが上位化しやすく、かつ上位化するまでの

期間も短くて済む、と考えています。

それに月間検索ボリュームが1万以下でも

それ以上にユーザーは検索から流れてきてくれるものです。

無論、アドセンスとASPアフィリエイトを併用して

やる場合、そして見込み客の多いキーワードを集中的に狙える

条件が整っているという場合は、

検索ボリュームがもっと少なくても収益化には困りません。

競合を調べるツール

競合を調べるには、まずサイトのテーマにしたいキーワードを

実際にGoogle検索で調べるとよいでしょう。

そこで上位表示されたサイトやブログ記事にはどんなものがあるか、

内容やボリュームなどを確認することです。

といっても、それだと外観からしか分からないため

内部データを知りたいときは

Similar Web(シミラーウェブ)」や簡易的に使える「SEOチェキ」などの

競合サイトのSEO情報を調べることができるツールを

使ってみてもいいかと思います。

最終的なキーワードの決定

自分の力量、検索ボリュームと競合、それらを複合的に判断して

どのようなサイトのテーマでユーザーを獲得していくかを

決定します。

学習していても、苦にならない程度に好きなジャンルを

キーワードにできると一番いいですね。

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