Googleアナリティクスの解析結果にも出てくる「直帰率(ちょっきりつ)」。
自分を訪れてくれたユーザーのうち、
「1ページだけ見て別のサイトに行った人の割合」です。
気になるのは、「何パーセントくらいが平均的なのか?」という
ところですね。
直帰率の目安ってあるの?
基本的に、直帰率の平均は「40%前後」とされています。
なので、それを考えると40~50%前後に抑えるほうが良さそうだな、
という事が感覚的に分かります。
けれども、これは専門家に聞いたとしても何パーセント程度が
平均なのか、というのは一概には言えないようです。
なぜならページの性質によってはその数値が
アテにならないこともあるからです。
「ゲーム攻略中は、求めている攻略情報を見れば
すぐブラウザを閉じる」というのが当然のように、
70%であろうと80%であろうと、「求めている答えが簡潔に
述べられている」ページであれば、
数値が高くなることもあり得るからです。
そのような例外は抜きにして、しっかりと次のページへの動線を作る
などの工夫をしているにも関わらず
直帰率が高いページ(60%~70%)がある、というのであれば
改善したほうがよいでしょう。
出来る限り別のサイトに流れるよりも自分のサイト内の記事を
見てもらう中で広告を目にしてもらいたい人も
多いはずです。
ユーザーが直帰する理由
ユーザーが直帰(1ページだけ見てすぐに離れる行動)する
理由はいくつかあります。
ユーザビリティ(サイトの使いやすさ)が低い
有益な情報が書いてあるのに、表示速度が遅いと
ユーザーは待ちきれずに「戻る」ボタンでまた別のサイトを
閲覧しにいくこともあります。
あるいは、適切な改行がなされておらず、
画面いっぱいに文字の羅列が並んでいてその中から
情報を探し出すのに時間がかかってしまい、
これも途中であきらめて「戻る」ボタンで
別のサイトに流れるかもしれません。
ユーザーが求めている答えが記載されていない
ユーザーの質問意図とは異なる答えが載っていた場合、
これも正確な答えを出してくれるサイトを探して
ブラウザバックする可能性があります。
直帰率が高いページがある場合、
多くの人が求めている検索意図とズレている可能性が
考えられます。
リライトが必要かどうかの参考にしたほうが良いでしょう。
ユーザーが求めている答えを記載している
質問内容が明確で、答えも簡潔なもので済む場合
(何かと比較したりしなくていい場合)、
答えがページ内で書いてあるとユーザーは満足して
そのまま帰っていきます。
内部リンクが設置されていない
内部リンクが設置されていない、つまり
「このサイトのこのページも見てみたいな」と思える
次のアクションをユーザーが取りにくいページである、
ということも直帰率が上がる原因になります。
ただただ内部リンクを貼るのではなく、
例えば「こども用 パズル」に関するページであれば
パズルが知育にどう影響するのか、という記事を書いて
内部リンクにつなげてもいいですし、
こども用パズルを取り扱っているメーカーや商品の
レビュー記事に動線を張っても良いでしょう。
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