マーケティング用語を調べていくと出てくるこの言葉、
「インバウンド」と「アウトバウンド」。
端的にいうと、「インバウンド」は「外から内に」、
「アウトバウンド」は「内から外に」
という意味です。
意味を具体的に解説していきます。
インバウンドマーケティング・アウトバウンドマーケティングとは?
インバウンド(inbound)とは
インバウンドは英語表記で「inbound」。
Weblio辞典では「本国へ向かう帰国便」を指します。
交通機関を利用し市内や中心部へ向かうこともインバウンドと
言います。
外から中に入ってくる、という意味ですね。
インバウンド 【inbound】
〔外から中に入る意〕① 航空便・船舶で、本国に向かう便。帰国便。
② インターネットで、自社のウェブ-サイトを訪れたユーザに
Weblio辞典にも記載されているとおり、
インターネットやマーケティング用語でも
「インバウンド」という言葉が用いられます。
インバウンドマーケティングの具体例
じゃあ本題です。
インバウンドマーケティングって具体的にどういう意味なの?
というところなのですが、
インバウンドマーケティングというのは、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や
ブログ、サイトなどのインターネットサイトで発信して集客し、
そのユーザーを最終的に顧客へと変換させるための
マーケティングの手法です。
たとえばアフィリエイトなどもそうですね。
魅力的なコンテンツやSEO対策をして
ブログに一定数を集客し、その相手に対して
広告を見せることでその広告に興味を持ってもらい、
最終的に購入をしてもらうようにするのも一つです。
魅力的なコンテンツ、というのは
例えば体臭などの特定の悩みを持った人に対して
「体臭が分からなくなるための対策サイト」を作り、
そこにコンテンツをいくつか準備しておき、
そのサイトに集まってきた人達(見込み客)に
体臭改善のためのグッズの紹介をして
そのグッズを買う顧客に変換させる。
あるいは有名人がブログで
「このメーカーのこんな美容液使ってますよ、
サラっとしていてとっても美肌にいいですよ!」
と謳い、そのブログに集まってきた人達が
宣伝された商品を買う。
そういった手法を
「インバウンドマーケティング」といいます。
アウトバウンドとは
次はアウトバウンド(outbound)です。
アウトバウンドというのは以下のような形で用いられます。
アウトバウンド 【outbound】
〔中から外に出る意〕①航空機・船舶で,外国に向かう便。②インターネットで,自社のウェブ-サイトにユーザー(潜在的な顧客)を誘導すること。③コール-センターの業務で,発信のこと。
インバウンドとは対照的に
中から外への発信、という形で使われます。
アウトバウンドマーケティングとは
インバウンドマーケティングは、
「見込み客を引き寄せ、最終的に顧客に変換する」
という手法でしたが、
アウトバウンドマーケティングはそういった集客をせず、
「見込み客に対して」ではなく、不特定多数の客に対して
自社製品をPRする手法になります。
どういったものになるかというと、
テレビCMなどもその一つですね。
化粧品に興味がなくてもテレビを見ていると勝手に
化粧品のテレビCMが流れてきます。
バイクに興味がなくても中古バイクの販売店の宣伝が
流れてくることもあるでしょう。
郵便受けに投函してあるダイレクトメールも同様です。
また、アウトバウンドマーケティングを
「プッシュ(押す)型」戦略、
インバウンドマーケティングを
「プル(引く)型」戦略とも言います。
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