「達成しているものよりも、未達成の作業のほうが気になる」。
そんな心理効果である「ツァイガルニク効果」を
恋愛に応用する方法を紹介していきます。
情報は小出しにする
情報は小出しにする、といっても
まとめて言わずに細かい情報を一つ一つ
出していく、という意味ではありません。
相手にとってどうでもいいような情報を小出しにしたところで、
「未達成のタスク」は生まれないからです。
ツァイガルニク効果というのは、
「途中まで期待させる」「途中まで進ませる」ことで
意味を為します。
ですから、
あえて核心には触れない
というようなテクニックが必要です。
それを積み上げていくことで、
相手が徐々にあなたを気にするようになってきます。
自分に対して好意を持ってくれていそうで、
何度もそういう情報は出てくるけれども、
肝心なところは言わない。
そうなると、相手は
答えが知りたい。
と自然に思うようになります。
「自分が好意を持ってもらっているかどうかを確認したいが出来ていない」
という「未完了のタスク」になるわけですね。
そういう未完了のタスクについて考えている時間が増え、
未完了のタスクを与えてくるあなた自身を考える
時間も増えてくる、ということになります。
「次がある」ことを匂わせる
大好きな人と関わりを持つと、
1度のデートややりとりだけで
「眠たくなるギリギリまで情報を出し合い、
接点を持ちたくなる」ものです。
しかし、それをせずに
「お楽しみは次にとっておく」ことを
敢えて呈示すると、
次への期待感も圧倒的に高まり、
興味をより自分のもとに留まらせることができます。
これで、
相手がそれに満足してしまい後の関係が
続かなくなってしまった」
「1度のやりとりに精一杯になりすぎて、
相手にがっついている印象を与えてしまった」
というような状態に陥ることを
防ぐことも可能ということですね。
LINEなどでも
ひたすら密なやりとりをしよう、と
情報を詰め込むのではなく、
ある程度余裕を持って楽しい時間のまま
切り上げることで、
という心理を相手に働かせることができます。
特に期待をしなくても連絡がいつも来るような状況だと、
そのうち連絡が来るのが当たり前になり
期待感も何もなくなってしまいます。
本当は続けたいけど、ということを明示しておく
たとえば、
デートで折角いいところなのに
切り上げることになったり、
連絡をとっているのに急に「そろそろ終わる」ということを
伝えると、相手は
と勘違いしてしまうかもしれません。
そうなると逆効果なので、
また今度がある、ということを必ず明示しておく
ことが大事です。
人は保証をされたがる生き物でもあります。
あなたが嫌いだから早めに切り上げようとしているわけではない、
ということは必ず伝えておかなくてはなりません。
ツァイガルニク効果を多用しすぎない
過去記事にも記載していることですが、
ツァイガルニク効果は「相手のストレスを溜めます」。
そのストレスが、
「早く会いたい!」
「もっとどんな人なのか知りたい!」
という気持ちに駆り立てるのですが、
そういうことを繰り返していると、
という気になってくる可能性も否定できません。
人は、目標を少しずつ達成することで
モチベーションが高まる側面もあります。
「おあずけ」だけを何度も食らっていると
その人を知ろうとすること自体を
諦めてしまうことにもなりかねません。
ツァイガルニク効果は多用せず、あくまでも
「一つの恋愛のエッセンス」として
用いることが重要になってくるでしょう。
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